トーマス・クレッチマン
Thomas Kretschmann
1962年9月8日
旧東ドイツ デッサウ(現ザクセン=アンハルト州デッサウ=ロスラウ市)生まれ
本名: -
身長:176cm

■こいつのせいだ!■

TITLE:Grimm Love (Grimm Love / 2006)
NAME:オリバー

やっぱりこれしかないで、しょう。意外とアメリカ映画に出ているクレッチマン氏なので、前に見たことはあったのでしょうが、この映画ではっきりと意識しました。

この映画を見たことになった経緯を話すと長いんで割愛しますが、念願叶ってようやく見られたとき、僕はほんとうに感動してですね、泣きましたよ。
やっと見られた、なんて素晴らしいんだ、なんて悲しいんだ、とかいう様々な感情で泣きましたよ!
サイコな愛情や変態さの度合いで似たような作品で『ネクロマンティック』がありますが、『Grimm Love』というのは僕にとってほぼ完璧な映画であるというのが最近の考えです。

自分にとって完璧だと思える映画というのは、やはりとても少ない。見ている作品数も少ないからだろうけど、完璧で特別な映画というのは少ない。そんななかで『Grimm Love』は(しつこいけど)とても特別な一本です。
その映画でオリバーという人物を演じたクレッチマン氏には、これまた特別な印象を持たないわけにはいきません。

こんなものすごい役をやってくれた時点でまず好感度が高く、さらにこんだけ真面目に見ている僕でもちょっと笑いそうになる場面(おい)も、100%真剣にやってくれてるぽいのが、ほんとうに…感動するのです。
だからこの映画に参加した人がどんな気持ちで自分の仕事をしたとしても、という前提で、僕は、とくに役者さんたちが一人でも登場人物のことを馬鹿にしたら、この映画は駄目になってしまうと思う。
それで、なにを考えてるにしても、画面に映る表情はみんな真剣に見えて、そこが好きだなと思ったのですよ。
真剣にこの役をやってくれたのかなと思えるクレッチマン氏に、感動したというか。
ただすべての仕事に真剣に取り組むだけかもだけど、とにかく、ありがとうという気持ちで。

■そういうとこが好きだ■

まだ演技はここがいい、どうのこうの、とか言えるほどディープにクレッチマン氏を知らないんですが、どんなに想像力を膨らませようとしても、役を演じているとき、私生活がまったく見えて来ないところがすごいと思います。
どちらにしたって、画面の向こう側の人の本当の生活を知ることなんて出来ないのだが、本人はこんなかんじかなあと全く考えられない、限りなくミステリアスなとこがいい。
それは僕がアメリカ人と比べてドイツ人役者を見慣れてないとか、いろいろな様々な要素もあるんでしょうが。

声質もすごく好きです。英語喋ってるときの(あくまで僕の耳からすると)わずかな訛りもかわいい。母語話者にとってはどの程度の訛りなんでしょうかね。クレッチマン氏の英語って。

外見では、髭を剃っても生やしても(無精髭くらいだけど)同じくらいかっこいいってのがすごい。しかもどちらも自然なかっこよさ。

Thomas Kretschmann - IMDb

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